フィロソフィーのダンス「シスター」のエンドレスリピートが止まらない理由〜新衣装の話もさせてくれ〜
— 宮野弦士(みやのげんと) (@GentoMiyano) November 18, 2019
止まらない。
お酒じゃない。かっぱえびせんじゃない。
フィロソフィーのダンス(以下、フィロのス)の新曲、「シスター」のエンドレスリピートが止まらない。
配信がスタートした11/18からリピートが止まってくれない。
起床即シスター、通勤即シスター、昼休憩即シスター、退勤即シスター、睡眠即シスター。
先日出張で大阪に行ったけれど新幹線の移動中はシスター1曲だけをひたすら聞いていた。東海道横断シスター。
東京-大阪の往復時間は2時間20分×2。楽曲の時間は4分40秒だからえーっと、つまり、換算して…
とにかく、なんかすごい回数聞いちゃってるんだよね!!!(ごめん算数できない)
各音楽配信サイトから視聴可能。今すぐ下記リンクから飛んでいってほしい。
(AppleMusic/LINE MUSIC/Spotify)
フィロのスの素晴らしさについては、前回ブログにて紹介させて頂いた。ブログに目を通してくださった方々からたくさんの反響を頂きまして、本当にありがとうございました。
そんなフィロのスの良さが、シスターでは発揮されている。またしてもフィロのスは高みに登って行った。うひゃぁ。
なぜこんなにもシスターが最高なのか?という理由を音楽偏差値2の私なりに考察してみた。加えて絶賛開催中のGlamorous4ツアーでも披露されている新衣装がまさにGlamorousな話もさせてほしい。いや、ホントにすごいんだって。新衣装。
- 1.シスターを生み出した天才たちの話
- 2.現在進行系で上昇を続けるベスト・フォーが歌うシスターこそが最高である話
- 3.Glamorous4ツアー新木場公演でフルバンドセットのシスターを聞くまで令和元年を終わらせていけないという話
- 4.新衣装がとにかくGlamorousで最高すぎる話
1.シスターを生み出した天才たちの話
作曲は宮野弦士さん、作詞はヤマモトショウさんというお馴染みのコンビ。2人はフィロのスの数多くの楽曲の作詞・作曲を手掛けていて、「FUNKY BUT CHIC」の世界観はこの2人の天才によって生み出されている。
2人の楽曲に懸ける思いは、今年3月に掲載されたインタビュー記事で詳しく掘り下げられているからぜひ読んでみてほしい。ありがとうナタリー。
とにかく宮野さんは楽曲の振り幅が凄い。キャワキャワキュンキュンソングでアイドル欲を満たしてくれたかと思えば、FUNK全開な楽曲、そしてシスターと何でもござれだ。
インタビューによると、楽曲のジャンル拡大はメンバーの成長もあると語っている。
おのずと僕が好きなものを追っていくようになって(笑)。ファンクを基調にする「Funky But Chic」という大枠は最初からあったんですけど、メンバーが成長するにつれ、そこまでジャンルを絞る必要もないんじゃないかといい意味で解釈を広げるようになりました。
シスターはとにかく、ベースラインがたまらないく良い。ベーシストは2人で構成されていると言う。
https://t.co/8yeQtJVsaV
— 宮野弦士(みやのげんと) (@GentoMiyano) November 17, 2019
Drs.油布郁(@yufufu76)
Ba.武宮優馬(@ym_tkmy)
Ba.戸澤直希(@naokitzbass)
本当にマニアックなわがままに付き合ってくれて、最高の形で返してくれたバンドワゴンの仲間たちに感謝
ベーシストを一曲のうちで2人起用するというトリッキーな曲作り、最高に楽しかったです
ああ、もっと素晴らしい音楽環境でこのメロディを聞いていたい。私のへっぽこイヤフォンでは知らない世界が待っているはずだ。インストゥルメンタルだけを1日中聞きながら休日を過ごしたい。
ヤマモトショウさんは東京大学文学部哲学専攻卒業という学歴から分かるように、フィロのスの「哲学的要素」を演出してくれる作詞家だ。
作曲者としても活躍しており、「アルゴリズムの海」の作詞作曲共に担当している。つまりは天才。
フィロのスの楽曲はタイトルこそ哲学用語が使われることが多いけれど、歌詞は誰にでも起こるような普通のことが書かれている。これはインタビュー中でも語っている。
でも、哲学と言っても幅広いのでなんでもありっちゃありなんですよね。2500年くらい西洋哲学の歴史がある中で、結局人間が悩んでいることって大きく変わってないんですよ。「アンチノミー」「スーパーヴィーニエンス」とか事象にいろんな名前が付いてるだけで、歌詞もかなり普通のことを書いてるつもりです。わけのわからない難解なことを彼女たちに歌わせても嘘っぽくなるじゃないですか。
”かなり普通のことを書いてる”これが、かなり大切なことだと思う。だからこそフィロのスの楽曲は多くの人に支持されているのだし、私は彼氏に振られた時に100回聴いて100回泣く勢いでヒューリスティックシティを聞くという経験をしたのだ。
そんな”普通”を意識されているはずだが、「シスター」の歌詞はそんな”普通”から少しだけ、異なる世界観となっている。シスターという言葉には3つの意味が含まれるとgoo国語辞書に書かれている。
1つ目は、姉や妹。2つ目はカトリックの修道女。私はこのどちらかを想像して最初は聞いていた。歌の冒頭に「誰もいない教会」という歌詞もあるので、2つ目の意味かな、なんて。
ところがどっこい。
「シスター」はみんなが最初に考えるどのシスターでもない気がするんですが、歌詞みればわかると思います。
— ヤマモトショウ (@yamamoto_sho) November 17, 2019
はい、違いました。最初に考えるどのシスターでもありませんでした。凡人敗北。
しかし私は気づいてしまった。シスター配信翌日、通勤時間中の車内でひたすら歌詞起こしをした結果、気づいてしまった。
この曲は、同性、女性同士の恋愛を歌っていると。
と、ここで先程のシスターの意味の3つ目のが登場してくる。
女子学生の間で、俗に同性愛の相手をいう語。エス。
そ、そういうことなの?ヤマモトショウさん、そういうことなの?どうかお願いします、ショウさん、いつかご解説を…偏差値2の私にも分かりやすいご解説を……ビール奢りますので……
絶対MV出してくれ、これは遺言だ。
2.現在進行系で上昇を続けるベスト・フォーが歌うシスターこそが最高である話
フィロのスはライブを経験する度に進化する。Bボタンキャンセルが存在しない世界にいる。
シスターは今のフィロのスだからこそ生まれて、こんなにもハマって抜け出せない1曲になったと思っている。4人の歌唱力が最高峰まで引き出されたからこそのクオリティとなっている。
特にそう思わせてくれるのが、佐藤まりあさんと十束おとはさんの2人。2番のAメロから佐藤まりあさん→十束おとはさんとソロパートが続く箇所
最
高
私はフィロのスのファン歴1歳児。ファンになってからまだまだ日は浅いけれど、この1年間でも2人の歌唱力は尋常じゃないくらいに伸びている。それを証拠に、既存曲の歌割りも変更されて2人のソロパートが増えるようになってきた。頑張りが結果に出るって、本当に素晴らしい。と、ライブ終演後の鳥貴族でオタクとめちゃくちゃ語り合った。
佐藤まりあさんの歌声は冬の朝に聴きたい。なんてクリアな聞き心地の良い歌声なんだ。十束おとはさんの歌声のリズム、そして感情たっぷりな歌声が◎。
もちろんマリリさんの脳トロボイスはさらに磨きがかかり、脳内に直接ささやかれているんじゃないかと思えるし、日向ハルさんの 「だって普通じゃないから」の叫びは身震いがして、そしてシスターの世界観にどっぷり連れて行かれる。
4人の個性的な歌声がそれぞれ伸びていった結果、シスターという作品が誕生したと思う。
3.Glamorous4ツアー新木場公演でフルバンドセットのシスターを聞くまで令和元年を終わらせていけないという話
現在フィロのスは全国ツアー*1の真っ最中。
セットリストのネタバレは控えるけれど、最新曲シスターから往年の名曲もまで多方面のフィロのスの魅力を伝えてくれる構成になっている。
さらに。
公演ごとにメンバー1人がセレクトする曲が入っている。その会場だけの特別な1曲が披露される。つまり、、、
全く同じセットリストが存在しないというわけ!
ちなみに埼玉公演は佐藤まりあさんが担当、水戸公演は奥津マリリさんが担当するという。
場所によっては今からでもチケットが手に入る公演もあるのでぜひチェックしてほしい。GOチケットぴあ。当日券が発売されるときもある。詳しくは公式アカウントをチェック!
そして、最終公演日である12/17の新木場STUDIO COASTはフルバンドセットの公演がアナウンスされている。演奏者も先日発表された。*2
新木場公演のチケットも、枚数は制限があるがまだ確保できる状況だ。
フィロのスによる生演奏のライブは極上の仕上がりになる。ということは前回も紹介した。最高が約束されている。
今回は何よりもシスターの生演奏が聞けることが何よりも楽しみだ。もちろんシスターだけじゃない。あんな曲やこんな曲もバンド編成で聞けるなんて……。
想像するだけで西野カナより震えるし、江國香織より号泣する準備は出来ている。
4.新衣装がとにかくGlamorousで最高すぎる話
そして冒頭の写真の通り、シスターの配信に合わせて衣装も新しくなった。衣装は前作に引き続き、しげたまやこさんが担当されている。
フィロソフィーのダンス NEW衣装を作らせていただきましたっ!
— しげたまやこ (@___shigeta___) November 21, 2019
ツアータイトル『Glamorous4』に合わせて考えたグラマラスな深紅の衣装です。ライブ中、ベロアの光沢が照明に照らされてかっこいいですよ❤︎いろいろ細かいところまで要チェックポイント多めのお衣装です!是非ライブでっ👀#フィロのス pic.twitter.com/6RaILp0Asr
真紅に統一された衣装は、まさに「Glamorous4」というツアータイトルにぴったり。4人全員が同一色の衣装というのは初めての試みとのこと。
"Glamorous"とは、日本語で魅力的、魅惑的という意味だとか。
歌声、ダンス、そして楽曲による最高のライブパフォーマンスが4人の、「ベスト・フォー」の最大の魅力、"Glamorous"であると私は思っている。
そして"Glamorous"という言葉には、特に日本で使う場合はより女性としての魅力を伝える際によく使われる表現だ。フィロのスはアイドルグループとして、その"Glamorous"も併せ持っている。それは単に身体的な魅力がどうの、というわけではない。大人の女性としての気品の高さ、強さが全面に溢れているから。外面も。内面も。
今回の衣装からはそんな"Glamorous"もビシビシ伝わってくる。そして4人それぞれの個性も爆発している。素晴らしすぎる。しげた天才まやこさん。あなたに一生ついてきます。
十束おとはさんは「コミケを意識した」などとおとはすらしいコンセプトを出しつつ「自分史上最高に短いショートパンツ」とMCで語っていた。さすがである。おとはすにしか着こなせない衣装。オンリーワン。オンリーおとはす。
写真だと萌え萌えきゅんなイメージが強いが、こんな可愛らしい衣装着てやっぱりステージ上ではイケメンだから困る。ハロウィンで鬼太郎コスプレを披露されてからおとはす君への恋が加速する一方だ。助けてくれ。マジでかっこいいんだって、鬼太はす。いや、おと郎か?(ご参考)
日向ハルさんは赤色が自身のイメージカラーということもあって、さすがの着こなし具合。深みのある赤色が似合っている。1人だけロングパンツスタイルを着こなしているのもかっこいい。強さが全面に溢れ出ている。髪型・髪色も素敵。ネイルもGlamorousなギラッギラなゴールドに仕上げているので注目あれ。
佐藤まりあさんは首元のリボンがとてもよく似合う。そしてまりあさんの魅力の一つである特長的な腹筋を敢えて少し隠して切れ込みを入れているのも良い。普段はスニーカーが多いけど、今回はブーツを履いているとのこと。足元も相田彦一バリにチェックしておこう。
髪色も衣装に合わせてトーンダウンしてGlamorous具合がUP。私はとても大好きになってしまった。(推しに対する語彙力は5歳児レベル)毎日がeveryday大好きのストップ高を更新し続けてくれる天使。感謝。Thank you。спасибо 。謝謝。متشکرم
そして奥津マリリさん。
……何も言うまい。ぜひライブに足を運んでその目で確認してほしい。
私は埼玉公演で初めて目撃した際、気がつけばフグ田マスオ式ボイスを発声していた。
……ふぅ。
散々シスターの魅力をぶつけることが出来て大変スッキリできた。ありがとうはてなブログ。
さぁみんな!
12月17日は新木場STUDIO COASTに大集合だ!
伝説を見届けよう!
*1:11月17日 埼玉 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
11月23日 水戸 mito LIGHT HOUSE
11月24日 仙台 enn2nd
11月30日 福岡 DRUM-BE1
12月1日 熊本 B9.V2
12月5日 梅田 TRAD
12月6日 名古屋 ElectricLady Land
12月8日 新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE
12月14 広島 SECOND CRUTCH
12月17日 東京 STUDIO COAST
*2:宮野弦士(Gt/Key)、朝井泰生(Gt)、小笠原拓海(Dr)、千ヶ崎 学(Ba)、早藤寿美子(Per)、福田裕彦(Key)、織田祐亮(Tp)、藤田淳之介(Sax/Flute)、小池隼人(Tb)